心身障害者介護支援モデル事業(レスパイト事業)
京都府の制度、心身障害者介護支援モデル事業(レスパイト事業:平成16年6月以降廃止された)についてふれてみたい。
そもそもレスパイト事業委託の検討がなされたのは、受託1か月前の平成13年6月頃であった。支援センターの宿泊サービスやタイムサービス等の実績も上がり、乙訓行政からの助言もあり、7月に本事業を受託した。
この事業は市町村の緊急一時保護事業とは利用事由が違う。主に介護疲れの軽減を目的とし、利用者につき年間10泊の利用制限がある。しかし利用者の年齢規定はない。現在乙訓地域で212名の方が登録されている。利用状況等は図を参照していただきたい。図にはっきりと現れているが、当初から多くの方が利用された。また児童に対する同様な制度がないことから、成人の方だけでなく児童の方の利用が多いのが特徴である。
初年度は利用者の中にもどんな形で支援してもらえるのか? どのように制度を使えばいいのか? 等、様子眺めの感が強かったが、利用した方の話や学校の先生からの情報等をもとに利用がどんどん進んできた。利用料の自己負担がなかったことも支援依頼を加速させた要因であると考えている。しかし利用者数が大幅に増加し、支援センターの受け入れ人数の制限というハード面の問題及び急激な利用希望時間数の増加により、実際利用したい時に使えない状況が何度もあった。この制度に対する利用者のニーズは非常に高く、この事業は必要なものであり、そして利用者にとって現在の制度は使い勝手の良いものといえるだろう。児童の場合では、15時から19、20時までの時間の利用が多く、両親共働きや核家族化してきている最近の社会情勢を顕著に表している。児童の場合、宿泊されるまでは利用者の生活力が到達していない場合が多く、時間利用がよく見られた。またサポーター等との人との関係性の構築を目指したり、支援センターに慣れることを目的に使われる利用者もあった。しかし今年度から、支援費導入に際し、京都府から制度の見直しを行うとの通達があった。つ竜によると年間500泊の補助が400泊になり、宿泊をともなわないものは、支援費の短期入所(通所は日帰りショートしか受託できない)で対応するようにとの意向であった。現在センターとしての懸案事項になっている。
